なぜ“点数を増やすほど負ける”のか?|安心を買った瞬間から始まる崩壊
こんにちはモグラです。
競馬をやっていて、誰もが一度はこう思ったことがあるはずです。
「ちょっと点数を広げておこう」
「これも一応押さえたい」
「外したくないから、もう1頭追加」
結果、どうなるか。
――当たらない。
もしくは当たっても、全然増えていない。
不思議ですよね。
点数を増やせば、当たる確率は上がるはずなのに。
それなのに、収支は悪化していく。
今回は、
「なぜ点数を増やすほど負けるのか」
この現象を、感覚論ではなく、構造と心理の両面から徹底的に掘り下げていきます。
目次
点数を増やす=慎重、は本当か?
多くの人は、
点数を増やす行為を「慎重」「堅実」だと考えています。
1点買いは危険。
広く買えば、どれか引っかかる。
一見すると、非常に合理的です。
しかし競馬において、
慎重さと点数の多さは、必ずしも一致しません。
むしろ点数が増えた瞬間、
予想の精度は確実に下がっています。
なぜなら、
点数を増やすという行為は、
「自分の予想を信じきれていない」サインだからです。
点数を増やした瞬間に起きていること
点数を1点追加する時、
あなたの頭の中では、こんな変化が起きています。
- 評価が甘くなる
- 「来る理由」より「来たら嫌だ」が基準になる
- 買い目の質が均一化する
つまり、
予想が“選別”から“回避”に変わるのです。
本来の予想は、
「来る可能性が高い馬」を選ぶ行為。
しかし点数を増やす段階では、
「外したくない馬」を拾う行為に変質します。
数学的に見た「点数増加=不利」の構造
ここで、少し冷静に数字の話をしましょう。
点数を増やせば、
確かに的中率は上がります。
しかし同時に、
1点あたりの期待値は確実に下がる。
オッズは有限です。
配当総額が決まっている以上、
点数を広げれば、取り分は薄くなります。
さらに厄介なのは、
点数を増やすほど「低オッズ寄り」になること。
結果、
当たっても回収できない、
もしくはトリガミになる確率が急上昇します。
実戦で起きる典型的な崩壊パターン
点数増加が招く、
典型的な負けパターンがあります。
① 点数を増やす
② 配当が下がる
③ 当たっても増えない
④ 次は取り返そうと点数をさらに増やす
このループに入ると、
当たる=救いではなくなります。
なぜなら、
当たること自体が、
間違った買い方を正当化してしまうからです。
なぜ人は点数を増やしたくなるのか
点数を増やしたくなる理由は、
実は予想ではありません。
感情です。
- 外した時の後悔を避けたい
- 「買っておけば良かった」を防ぎたい
- 自分を納得させたい
点数を増やす行為は、
馬券を当てるためではなく、
自分の感情を守るために行われます。
しかし競馬は、
感情を守った人から負けていくゲームです。
点数を減らすことが「怖い」理由
点数を減らすのが怖いのは、
自信がないからではありません。
間違えた自分を直視するのが怖いのです。
1点に絞って外れた時、
それは「予想が間違っていた」とはっきり突きつけられます。
点数を増やせば、
「惜しかった」「どれか来てた」と言い訳ができる。
この逃げ道が、
点数増加の正体です。
点数とは何を表しているのか
点数とは、
単なる買い目の数ではありません。
自分の予想への信頼度です。
点数が多いほど、
予想は曖昧で、責任が分散されています。
点数が少ないほど、
判断は明確で、覚悟が伴います。
競馬で勝つ人は、
点数が少ないから勝つのではありません。
点数を絞るべきレースしか買わないから勝つのです。
まとめ:点数は安心の代償
点数を増やすと、
確かに心は楽になります。
しかしその安心は、
確実に回収率を削る代償です。
競馬で必要なのは、
当てることではありません。
正しい形で当てることです。
点数を増やす前に、
こう自問してみてください。
「これは本当に必要な1点か?」
「それとも、安心を買っているだけか?」
この問いを持てるようになった時、
あなたの馬券は、確実に変わり始めます。








